TOP > TOPICS > Films by the production company of L’espace Vision “HK / hentaikamen”, has been published.

Films by the production company of L’espace Vision “HK / hentaikamen”, has been published.

poster

April 22, 2013 from UNIPRESSSERVICE Inc,”video communications”

レスパスビジョン㈱が製作プロダクションとして参加している映画作品 『HK/変態仮面』が13日から全国ロードショーを開始した。 全12スクリーンという規模ながら、オープニング2日間で1万3629人を動員し、興行収入も2212万2900円をマークした(先行分含む/興行通信社調べ)。 配給会社の㈱ティ・ジョイによると、この興収は想定の10倍を記録。また、台湾・香港での海外公開が決定したほか、複数の映画祭からのオファーも相次いでいるという。 公開にあたり、作品のエグゼクティブプロデューサーを担当したレスパスビジョン 代表取締役の鈴木仁行氏(エグゼクティブプロデューサーは東映ビデオ・加藤和夫氏、ショウゲート・村上比呂夫氏とあわせ3人)、編集を担当した取締役の栗谷川純氏、カラリストを担当した酒井伸太郎氏にインタビューした。  一貫したクオリティコントロールと最適なワークフローを提供 映画『HK/変態仮面』(福田雄一監督/製作:『HENTAI KAMEN』製作委員会=東映ビデオ、ショウゲート、日本出版販売、レスパスビジョン/制作プロダクション:レスパスビジョン/配給・宣伝:ティ・ジョイ)は、1993~94年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画「究極!! 変態仮面」を映画化したもの。 レスパスビジョンでは、制作プロダクションからCG・VFX・編集・カラーグレーディング、サウンドデザイン・MIX、DCP制作までトータルワークフローを手がけた。同社では一貫したクオリティコントロールと最適なワークフローを提供することで、映画・ドラマだけでなく、CMやPVなどあらゆる分野のポストプロダクション業務で業績を拡大。 とくに福田雄一監督の作品については2012年下期からの実績でも、ドラマでは『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(2012年10月~12月/テレビ東京)のほか『メグたんって魔法つかえるの?』(2012年7~12月/日本テレビ)、『コドモ警視』(2013年1月~3月/TBS)、映画では3月20日公開の『コドモ警察』、6月15日公開の『俺はまだ本気出してないだけ』といった作品のポストプロダクション業務を担当している。  栗谷川氏、福田監督の全作品の編集を担当 編集の栗谷川純氏は、2005年のDVD『THE 3名様』シリーズから福田作品を担当。近年では福田監督のほぼ全ての作品について編集を担当しているなど、全幅の信頼を得ている。 今回、『HK/変態仮面』での福田監督の編集立ち合いは1日/延べ5時間というのが、それを象徴している。栗谷川氏は福田監督について〈台詞を宝物のように大事にしており、ご自身は役者よりも演技が上手いくらい。生粋の演出家であり、凄い方です。頭の中で既に構成ができており、こだわる部分は徹底的に突き詰めます。“福田ワールド”が出来上がっており、私自身の編集でどう…ということはなく、たまたま息が合っているだけだと思っています〉とする。 同社が福田作品について、編集業務だけでなくワークフローに携わるようになったのは2011年のドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)から。導入したSONYのデジタルシネマカメラ「PMW-F3」の提供とともに、ファイル収録からポストプロダクションまでの一貫したクオリティコントロールを担った。 2012年春にはドラマ『コドモ警察』(MBS/TBS)において、オフライン/オンライン編集、カラーグレーディングといった映像の全工程を1フロアで完結できる“特設ポストプロステージ”(地下1~2階の撮影スタジオ)を提供。さらに、2012年秋のドラマ『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(テレビ東京)では、デジタル映像撮影現場向け色管理システム「Image Processing System IS-100」を活用したカラースペースワークフローを採用するなど、ワークフローの強化を続けてきた。 鈴木仁行氏は〈ワークフローが多様化している現状において、ポストプロダクションがワークフロー全体をコントロールしていく必要性が高まっています。 とくに映画製作等の現場では、制作部門と技術部門が一体化されていないことが多いような気がします。コストを最優先するあまり、撮影システムや収録方法は二の次となったり、クオリティコントロールが全くできない状態も数多く見受けられます。 作品のクオリティを高めるためには、ポストプロダクションが撮影を含めた技術コーディネイトを行える体制が不可欠であることを痛感してきました〉としている。 栗谷川氏は〈実は『THE 3名様』シリーズ後半の頃、編集を後輩に譲りたいと福田監督に相談したことがありました。 4カメフィックスの収録に少し物足りなさを感じて、「もっと人間ドラマがやりたい」と直訴したものです。その時、福田監督からは『THE 3名様』シリーズこそ人間ドラマだと引き留めていただいた。そんな時期を経て、今はこんなに多くの映画・ドラマ作品に携われることをとても嬉しく思っています。 当時、レスパスビジョンは「ミュージックビデオの編集屋には映画編集はムリ」とまで揶揄されていました。今思うのは、ミュージックビデオの編集で、100台ものカメラの撮影素材から最も良い画を選別する能力や早さなど、培われてきた経験に無駄なことなどは全く無いんだということです〉という。  4Kズームに大きな効果、グレーディングにも注力 映画は、キヤノンの4Kデジタルシネマカメラ「EOS C500 PL」×2台で撮影。合成カットについても4K HS撮影し、高画質の優位性が充分に発揮されているという。メインカメラの「C500」は4K収録する一方、エキストラカメラとして使用した2台目の「C500」はKi Pro経由でCanon Log収録した。なお、エキストラカメラでの撮影は鈴木氏が担当(写真→)した。 C500で収録した4K DPXファイルは3月に導入したクォンテルのPablo Rioでコンフォームするとともに、オフライン編集はFinal Cut ProでProRes HQファイルで行った。 コンポジット作業は、その時点で担当できるスタッフがiQ/After Effects/Nukeなど、あらゆるシステムを使って実施。フィニッシングおよびカラーグレーディングは、Pablo Rioを導入した「E-4」編集室で行った。 4K収録はズームを使用した演出で、非常に大きな効果を発揮した。ズームは、驚いたシーン等での早いズーム、心情表現を目的としたゆっくりとしたズームなど、多用されており、画質を有効に活用した。 フィニッシングおよびカラーグレーディングは、エディター/カラリストの酒井伸太郎氏(←写真)が担当。酒井氏は〈あえてセオリーを崩して、トーンの変化を付けました。ライティングを抑えたシーンでは登場人物の筋肉を見せるグレーディング、戦闘シーンでは波動を付けたグレーディングなど、作品独自の世界観を作りました〉とする。  何かを創りたいスタッフが集結し総力を発揮 クランクアップは3月16日、先行公開は4月6日という非常にタイトなスケジュールだった。鈴木氏は〈社員は皆、体力的にも非常に辛かったと思いますが、正に総力を挙げて担当しました。オフライン編集と同時並行でCGやSEも進めていかないと間に合わないスケジュールだったため、OKカットが決定しては手直しといった繰り返しでした。コンポジット作業も空いているスタッフが、どんどん加わってくるカタチです〉とする。 予告編として上映されたトレーラー映像も、クオリティの高さについて、ファンの間で大きな話題になった。〈創りたくて仕方がないスタッフが集まっているからこそ。トレーラー映像もブラッシュアップしながら自然に出来上がってきたものです〉(鈴木氏)。  *   *   *  レスパスビジョンは2012年11月に創立25周年を迎えた。1987年にマルチオフライン編集室×3室で業務を開始した同社は現在、マルチオフライン編集室×6室/オンライン編集室×7室/MAルーム×3室とともに、8式のノンリニアカラーグレーディングシステム、ARRISCANフィルムスキャナー、DCP製作と試写・チェック環境を整えたDI Theater、ポストプロステージを備えた撮影スタジオといったポストプロダクション体制を擁している。さらに、デジタルシネマカメラシステムとして、ソニー PMW-F3/Blackmagic Cinema Camera/キヤノン EOS C500 PLを保有し、1月には撮影部も立ち上げた。 より高画質/高品質への取り組みを目的として、同社がARRISCANフィルムスキャナーを導入し、DIワークフローの提案を開始したのが2007年。ノンリニアカラーグレーディングや撮影システムも含めファイルベースワークフローの実験を続けながら研究を重ねてきた結果が、少しずつ実を結んできているという。鈴木氏は〈今後も積極的に情報の公開を行っていきたいと考えています〉としている。 ◇レスパスビジョン㈱ 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-15 秀和代々木駅前ビル TEL03-3478-0521  http://www.lespace.co.jp/  「HENTAI KAMEN」製作委員会 東映ビデオ:安村基、吉田啓昭/ショウゲート:小林宏至、吉田純子/日本出版販売:根岸悟、室谷陽平/レスパスビジョン:中島睦巳 エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫(東映ビデオ)、村上比呂夫(ショウゲート)、鈴木仁行/編集:栗谷川純/サウンドデザイン:スズキマサヒロ/CGIディレクター:久保江陽介/カラリスト:酒井伸太郎/カラリスト助手/照屋拓己/CGデザイン:石澤智郁/CGアニメーション:坂本まりえ/VFXエフェクトデザイン:中口岳樹/コンポジット:本郷禎一、須賀努/マットペイント・CGテクスチャ:吉田早希/オープニング タイトル:高間夏紀/エンディングタイトル:及川勝仁/オフライン編集助手:近藤恵利子/オンラインEDIT応援:中川正、小林哲夫、栃澤孝至、鈴木翔、中澤航、小堀裕介、山内浩平、根本恒/サウンドデザイン助手:袴田晃子/サウンドデザイン応援:五十嵐美紀、浜田洋輔/CODEXオペレーター:小髪清志/IOオペレーター:薦田竜治、三宅邦明/DCP:丹野鶴仙/DCPコーディネート:江口明彦/ポストプロダクションマネージャー:中村滋利、星島健介/製作経理:林あゆみ/製作管理:木村靖英

TOPICS

ARCHIVES